福岡ビジョナリーアーツレポート
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今回はフランス・パリにあるビジョナリーアーツの提携校「EBP校」よりパティシエのポール・イングさんが来福され、フードクリエイト学科の製菓専攻・製菓カフェ専攻・ショコラ専攻の2年生を対象に、クリスマスにちなんだ「ブッシュ・ド・ノエル」の特別授業を実施して頂きました。スイーツの本場・パリで腕を奮うポールさんが作るブッシュ・ド・ノエル。さて、一体どんな仕上がりになったのでしょうか?(2016.12)
 
今回講師を務めて頂くポール・イングさんは、若き頃よりパティシエの業界に飛び込み、EBP校に入る前はご自身でお店を構えていたという経験の持ち主。個人的に空手を習っていることもあり、日本の文化をとても愛していらっしゃるとのこと。和やかな雰囲気の中、特別授業がスタートしました。ホワイトボードにはブッシュ・ド・ノエルの材料がフランス語でびっしりと書かれています!
 
通訳さんを介し、ポールさんが話すひと言ひと言をメモしていく学生たち。授業は工程ごとにポールさんにまずデモンストレーションをしていただき、作業のヒントを聞いた上で学生が実践するというスタイルで行われます。まずはブッシュ・ド・ノエルのベースとなるケーキづくりから。今回作るブッシュ・ド・ノエルは一般的な「丸太型」ではなく、ポールさんオリジナルの形になるんだそう。どんな形になるのか楽しみ♪
 
ケーキのベースとなる材料を撹拌してペースト状にしたら、あらかじめ用意していた鉄板の上にパレットナイフで平らに伸ばしていきます。この平らに伸ばす作業ですが、全体的に平面にしなければならず、なかなか難しい作業なのです。うまく伸ばし終えたらオーブンに入れて焼き上げます。これで第一段階が終了。次なる作業へと入ります。
 
お次はケーキのベースの間に挟むクリームとフワンボワーズソース作り。フワンボワーズの爽やかな香りが実習室を漂います。ソース作りが終わると、今度はチュイール作り。チュイールとはフランス菓子のひとつで、カリカリに焼き上げた薄焼きのクッキーのこと。なぜブッシュ・ド・ノエルにチュイールが必要なのか、というのは後でのお楽しみ…♪
 
「ブーーーー!!!」勇ましいブザーの音とともに、ケーキのベースが焼き上がりました。ふかふかのスポンジ生地はこのまま食べても美味しそう♪このベースの上に、先ほど作ったクリームとフワンボワーズソースを層になるように重ね塗りしていきます。さっきのケーキベース作りと同様、薄く平らになるように平均的に塗っていきます。
 
クリームとソースを塗り終え、しばらく冷蔵庫で冷やしたら、メジャーを使って横長の4等分にカットします。そしてその一片の生地をロールケーキを作る要領で端からくるくるっと巻いていきます。一片を巻き終え、隣の生地とつなぎ目を合わせて、再びくるくる…そうやって4つの生地が全て繋がるように巻いてゆくと…
 
まるで切り株のようなロールケーキができました!ここに先ほど作ったチュイールを小さく手割りしながら外側に貼り付けて、クリスマスオーナメントを飾れば…ポールさんのオリジナル「切り株型のブッシュ・ド・ノエル」の出来上がり!外側に貼り付けたチュイールは木の皮を表現しているんだそうです。これはお見事!
ポールさんの手ほどきを受け、全員がブッシュ・ド・ノエルを作り終えました!中には巻きの工程がうまくいかなかった学生もいましたが、それもまたご愛嬌♪最後はみんなで作ったブッシュ・ド・ノエルを並べて、ポールさんと一緒に記念撮影!みんな喜びのピースサインです☆
というわけで、ポール・イングさんによるブッシュ・ド・ノエル作りの特別授業の模様をお伝えしました。スイーツの本場・パリの先生による特別授業とあって、最初はちょっぴり緊張していた学生たちも、ポールさんのなごやかな雰囲気のおかげでスムーズに作業を終える事ができたようでした。今回の特別授業はきっと学生にとって良きスキルアップに繋がったのではないでしょうか。ポールさん、どうもありがとうございました!
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