カフェトラアウォード

カフェトラアウォード
カフェトラアウォード ベストロケーション賞 CAFE FILEを見る
  佐賀県多久市。いい意味で「何もない」のどかな田園地帯の中にぽつんと佇むslow cafe。まわりはぐるりと田んぼが広がり、窓から眺める景色の先には広い広いお庭が。しかもその一角にはヤギまでいるじゃないですか!
自然が織り成す天然のゆるい雰囲気の中、至福の時間を思いっきり楽しめます。黙っていれば何時間でもいたくなる、そんなslow cafeにベストロケーション賞、あげちゃいます。
カフェトラアウォード インパクト賞 CAFE FILEを見る
  これまで10年間カフェトラをやってきましたが、ここまでインパクトのあるお店もなかなかないです。まさにこんな場所にこれが!的な。六本松でひときわ異彩を放つ「京極街」の中で、ひっそりと営業中。いや、それってひっそりしすぎでしょ?誰もここに喫茶店があるって気付かないでしょ?とツッコミひとつでも入れたくなれど、何故か週末の夜には満席だったりする不思議な喫茶店。とにかくもう、質問攻めしたくなるポイントが満載すぎて困る!インパクト賞、どうぞ受け取って下さいまし!
カフェトラアウォード 新人賞 CAFE FILEを見る
  2011年3月に誕生した春吉のdai-tu。カフェで働いていた2人がこだわりの末に作り上げた空間は、近年では稀に見る「とてつもなくカフェっぽいカフェ」。これって最上級の褒め言葉。なんせ、どこをどう見てもとにかくカッコイイ!かつてカフェのイメージに「クールでカッコイイ」というものがありましたが、これをまさに地でいくようなスタイルに、新鮮な感動と興奮を覚えました。春吉という場所も良し。文句なしで今年の新人賞に決定!おめでとうございます!
カフェトラアウォード キュート賞 CAFE FILEを見る
  小倉のサンロード商店街の中に今年オープンした水玉食堂。いい味出してる螺旋階段を登って店内に一歩入ると、30~40代の方はきっと「うっわ~!なっつかしい~!」「これ昔ウチにあった~!」と思わず声をあげてしまうような昭和レトロなアイテム達がわんさか。昭和のプロダクトのキッチュさとキュートさはもう普遍的ですね。
「よくぞここまで集めました!」の敬意を込めつつ、キュート賞をお送りします。
カフェトラアウォード suede賞 CAFE FILEを見る
  カフェとは縁も所縁もないような南大橋の小高い住宅地の中に、金曜日と土曜日だけ出現するという珍しいカフェ。自然あふれる小さな森と、住居を改装した独創性あふれる店内が織りなす空気感は、絶対にここでしか味わえません。しかもオーナー古庄さんのお話も実に面白い。本当はもっと行きたいけど、金曜日と土曜日しか開いていないのが難点なんです。あ、でも日曜日まで開いちゃうと店名が「きんどにち」になっちゃうな。それもまたなんかイヤだ。じゃあ、このままでいいや。というワケでsuede賞決定です。大好きです、きんど。
■総評
2011年5月に丸10年を迎えたカフェトラ。いやほんと、よくも10年間やってこれたなと感慨深い年だったんですが、10年もの間こうしてサイト運営を続けてこれた理由のひとつに「そこに店があるから」というものがあります。
カフェ好きなみなさんならお分かりだと思うのですが、ほら、初めて行くカフェに辿り着くまでの間、「どんな店だろう?」って考えてるとすごくワクワクするじゃないですか。で、実際に目的のカフェ辿り着いた時、自分のイメージ通りのカフェだったり、ましてやイメージを軽く越えるようなすごくいいカフェだったりすると、もうむちゃくちゃ嬉しいじゃないですか。
人間って常に「興味のある場所に行ってみたい」って願望ってのが少なからずある訳なんですが、一般的な飲食店って「あの名物メニューが食べたい」とか「美味しいと話題のあの店に行ってみたい」とかいう「味覚」中心の考え方になりますよね。でもカフェって、そうじゃない。味ももちろん大事だけど、ロケーションや空気感や雰囲気もカフェを構成する重要な要素なんですよね。上手く言葉では言い表せませんが、要するにいろんな要素ひっくるめて、「その場所に行ってみたいかどうか」ということ。
この10年間、カフェトラをやってきて思ったのは、僕自身が「その場所を実際に自分の目で確かめ、その場所でしか味わえない時間を過ごしてみたい」という願望に他なりません。
今回、受賞した5つのカフェも、そんな僕の行く前の想像を軽く越えてくれた素晴らしいカフェでした。もちろんカフェトラに掲載されている/いないに関わらず、他にもいいカフェというのはすごくたくさんあるんですが、2012年もそんな僕の欲望を満たしてくれるような素晴らしいカフェに少しでも多く出会える事に期待しています。
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