
福岡ビジョナリーアーツレポート

7月上旬、フードクリエイト学科の学生が、産地視察授業の一環として、熊本県玉名郡にある「にしだ果樹園」さんを訪れました。にしだ果樹園さんと言えば、学内カフェ「デイライトキッチン オーガニック」で使うフルーツを作っておられるところ。普段学生たちが手にしているフルーツはいったいどんな環境で作られているんでしょうか? |

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やってきました産地視察の当日。早朝より福岡をバスで出発し、にしだ果樹園さんのある熊本・玉名郡を目指しました。道中はまるでバスハイクのような和気あいあいとした雰囲気の中、約2時間をかけて到着。すると、目の前にいきなり現れたのはなんとも広大な敷地。およそ8ヘクタールもの敷地の中で、ミカンや桃、梨、レモンなど約30種類もの果実を自然栽培や有機栽培で育てておられます。 |

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おじいさんの代から3代に渡ってこの果樹園を守り続ける西田さん。お父さんの代までは1品目だけを集中して作る一般的な手法でしたが、西田さんの代より除草剤や農薬、肥料を一切使わず、自然のなかの仕組みだけで栽培する自然農法を取り入れたそうです。敷地の中では昆虫が飛び交い、果樹のまわりにはたくさん野草が自生しています。こうした自然本来の循環の中で健康的な果樹がすくすくと育っていました。 |

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西田さんのお話の中で印象的だったのは、普段やっているのは「できるだけ人の手をかけない」ということ。自然農法の主役はあくまでも昆虫や草木といった自然本来の生態系のサイクルなので、草木の量をコントロールするなどの必要最低限のことしかしないんだそうです。余計な手が加えられず自然のままで育った果物たちは、体にやさしいのはもちろん、本来持っている香りや味が強くなり、美味しく育っていくのです。 |

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11月に収穫するキウイ園を訪れると美しい花が咲いていました。「キウイって花が咲くんだ!」びっくりする学生たち。さらにお客さんを招いてキウイの花でお花見会を開くのを聞いて、またまたびっくり。さらに園内のところどころにはハンモックが置かれ、自然の果樹に囲まれたひとときを楽しむ事もできました。最後は西田さんと一緒にみんなで記念撮影! |

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最後に参加した学生の感想の一部をご紹介します。普段自分たちが使っているフルーツが実際に育っているのを見て、学生達も新しい発見があったようです。これからも西田さんの果樹園のフルーツで美味しいスイーツを作って下さいね!お忙しい中にも関わらず、学生達のために時間を作って下さった西田さん、ありがとうございました。 取材協力:にしだ果樹園 |
