
福岡ビジョナリーアーツレポート

今回お送りするのは、カフェ専攻1年生を対象としたカフェフードづくりの特別授業。講師を務めて下さるのは東京のソルト・コンソーシアム株式会社に所属する青木善裕シェフ。海外の有名レストランでの勤務経験など華々しい経歴を持ち、現在は六本木ヒルズの同社系列店「TUSK」で腕を奮うバリバリのシェフです。さて、一体どんな料理を教えて下さるのでしょうか!?(2016.1) |

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今回の講師を務める青木善裕シェフは、大学卒業後ワーキングホリデーで滞在したオーストラリアで影響を受け、料理人として海外に出ようと決意。専門学校卒業後はボキューズドール(世界最高峰の料理コンクール)の日本代表・川端氏の師事を受け、その後ニュージーランド・イギリス・アメリカなどの有名レストランに勤務されていたという、実にインターナショナルな経歴をお持ちです。ホワイトボードにはこの日に作るお料理の材料名がびっしり。さてさて、一体どんな料理ができるのでしょうか? |

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いきなり登場したのは、なんとまるごと一羽の鶏肉!そうです。今回は鶏のさばき方から教えて頂くのです!これには学生もビックリ!!まずは青木シェフのデモンストレーションから。鶏肉の部位を説明しながら、ナイフを入れる箇所や身の取り方まで実に丁寧に教えて下さいます。関心して見ているうちに、あれよあれよと手羽・モモ肉・ササミ・ムネ肉という具合に、いつもスーパーで見かけるお馴染みの鶏肉の形になっていきます。 |

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次は学生もチャレンジ!最初はおっかなびっくりだった学生達も、先ほどの青木シェフのデモンストレーションを思い出しながら、包丁を入れていきます。でもなかなか思った所に刃が入らず悪戦苦闘の様子。所々シェフにレクチャーして頂き、全員無事に解体が完了しました。他の食材の分量計算などの事前準備も終わり、いよいよ調理へと進みます! |

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本日作るメニューは全部で4品。ただ、1品1品をその都度作るのではなく、複数のメニューを同時に作るという現場型のスタイルで行います。まずは手軽にできるスイーツづくりから。名前は「シナモンチミチャンガ カスタードクリーム プレザードプレザードアップル」。実に長い名前ですが、簡単に言うなれば「カスタードクリームを入れた揚げブリトー」のこと。作り方は実に簡単。リンゴの砂糖煮とラムレーズンを入れたカスタードクリームをトルティーヤで巻いて… |

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両面がきつね色になるまで油でカラッと揚げるだけ。プレートに盛り付けてアイスクリームを添えれば、一流レストランのスイーツの完成です♪ナイフを入れると中からアツアツのカスタードクリームがとろ〜り溶け出して、なんとも美味しそう!海外のレストランではこのチミチャンガはたくさん作って冷凍しておくそう。急にオーダーが入っても油で揚げるだけなので素早く提供できる上、とっても美味しいので常に常備しているそうです。 |

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チミチャンガに舌鼓を打っていると、早くも次のメニューの準備が着々と進んでいました。イングリッシュマフィンにオーブンで焼いたベーコンとポーチドエッグを乗せ、上からオランデーズソースをかけると…海外ではお馴染みの「エッグベネディクト」の完成です!こちらもナイフを入れると、ポーチドエッグから卵の黄身がとろ〜り♪制作工程は割愛してますが、オランデーズソースもきっちり手作りしています。だからバツグンに美味しいんです!! |

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続いてはメインのひとつ「クリスピーチキン」づくり。先ほど解体した鶏モモ肉に衣をつけ高温の油で一気に揚げると、実に香ばしい香りが漂ってきました。付け合わせのブラックビーンズ&コーンルッサ、そしてターメリック風味のジャスミンライスを添えれば完成!実際に試食させて頂きましたが、ボリューム感のある見た目に圧倒。スパイシーなチキンとターメリックライス、ブラックビーンズとの相性も良く、実に美味しい一品でした。 |

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そして最後のメニューは、メインディッシュとなる「鶏胸肉のソテー」。焼き目を見るだけでも美味しさが伝わります!付け合わせのスパイシーレンズ豆とポテトピュレと一緒にお皿に盛り付けて、上からタマリンドハニーソースをかければまさに一流レストランのメインディッシュの完成です!学生も全メニュー試食しましたが、とっても美味しそうでしたよー! |

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最後は青木シェフを囲んで、みんなでハイチーズ!シェフにお教え頂いたインターナショナルなメニューの数々に学生達も驚きの連続のようでした。また、シェフにはご自身の経験に基づいた料理に対する姿勢や飲食業会での働き方について、熱心にアドバイスを頂きました。きっと学生にとって良い経験になったと思います。青木シェフ、ありがとうございました! |
