カフェトラが福岡を飛び出して、ついに海外進出！（笑）というわけで、僕自身初となる海外カフェ取材に行ってきました！行き先は韓国第2の都市である釜山（プサン）でございます！プサンと言えば、福岡に最も近い海外の大都市。されど、直線距離は鹿児島に行くのと変わらないほどの距離感で、福岡市とは姉妹都市だったりするので、きっと「プサンなら行った事あるよ〜！」という方も多いことでしょう。 以前からアツイアツイとよく耳にしていた韓国のカフェシーン。それをこの目で確かめるべく、二泊三日で寒風吹きすさぶプサンへと乗り込みましたぜ！

実は昨年末から秘かに計画していたカフェトラの初海外取材。タイミングさえ合えばいつでも行けるようにと、18年ぶりにパスポートも取得していたのでした（笑）。福岡空港の国際線より大韓航空機に搭乗し、いざプサンへと出発！機内で出されたおにぎりとミネラルウォーターを食べ終わる頃には、あっという間にギムヘ国際空港が見えてきました。なんなんだ、この近さ（笑）。 空港に降りると、プサンの友人・全さんが出迎えてくれ、そのまま全さんの車に乗って、プサンの東側にある海沿いの街「海雲台」に移動。ここで韓国料理「ムルフェ」を頂きました。ムルフェとは「水刺身」のことで、野菜の上に刺身とコチュジャンを乗せたもの。これを丹念に混ぜ合わせて頂くのです。お腹を満たした後は、早速カフェへと参ります！！

#1　JM COFFEE ROASTERS 記念すべき韓国初取材はこちらの「JM COFFEE ROASTERS」よりスタート。さっきムルフェを食べたレストランの隣にあります。都市部を中心にチェーン展開している外資系のカフェとは違い、こちらはプサン発祥のローカルカフェチェーン。びっくりしたのがその箱の大きさ！もう、単なるカフェじゃないです。まさに「工場」と呼ぶのにふさわしいスケール感！自家焙煎のコーヒーがウリで、店内に入るとでっかい焙煎機がどーん！さらに別室としてガラス張りの焙煎室が設けられてました。

エスプレッソマシンは「Victoria Arduino」のもの。白いボディと上品なフォルムが超ステキです！韓国では今、ダッチ（水出し）コーヒーがトレンドになっているそうで、カウンターにはダッチコーヒー用のウォータードリッパーがズラリ！（軽く見ただけでも8機ありました…）。あと、焼きたてパンもトレンドだそうで、美味しそうなパンもたくさん置いてましたよー。

いやしかし、この店ホントに広過ぎです！天井が高くて、しかも吹き抜けの2階建て。2階にはお客さんがわんさか！おいおい、今日って平日だよね？なんなんだ、この利用者数は…。しかも海に隣接しているので、ロケーションも半端ない！海のずっと先には対島があり、天気の良い日には島が見えることもあるんだそーです！素晴らしいロケーションの中、最初の一杯はアメリカーノを頂きました。

#2　SCHUMANN & CLARA COFFEE ROASTERS この海雲台エリアは海が近いリゾート地ということもあり、広安里を中心とした一帯は一大カフェエリアになっているんです。なので、カフェが至る所にたくさん！次に向かったのは、先ほどのお店の向かいにある「SCHUMANN & CLARA COFFEE ROASTERS」。慶州市を発祥とするこちらのカフェは、先ほど同様に一戸建ての建物がまるごと自家焙煎カフェになっています。店内はウッドを組み込んだスタイリッシュな空間。そして一番奥にはダイナミックな壁画がどーん！マシンは「ラ・マルゾッコ」でした。

聞いててちょっとびっくりしたのが、こちらではドリップコーヒーをオーダーすると、クラシカルなカップ＆ソーサーで提供してくれるんだそうです。なんだか昔の純喫茶みたい。スタイリッシュな空間にクラシカルなカップという取り合わせは日本ではなかなかお目にかかれないですよね。2杯目はさくっとカフェラテをオーダーしてみました。 そして今回の旅をアテンドしてくれた全さんをパチリ。全さんはプサンで旅行会社を経営している社長さん。コーヒー好きが高じて韓国のカフェ関係者を率いて日本へのカフェ視察ツアーや、コーヒー農園ツアーを企画されてらっしゃいます。もちろん日本語もペラペラ。カフェやコーヒーが好きで事業にしちゃうところに共感しまくりなのです！

#3　FM Coffee House 「一番ホットなエリアに行きましょう」そうして全さんが次に連れて行ってくれたのは、プサン最大の繁華街・西面（ソミョン）。この一角になんと「カフェストリート」なるカフェエリアがあるそうなんです！車をパーキングに停めて歩いていると看板を発見！わ！ホントだ！「田浦（ジョンポ）カフェストリート」って書いてあるやん！！そして全さんが案内してくれたのが「FM Coffee House」。プサン屈指の人気カフェです！なんとここ、かの「ヨン様」もダッチコーヒーを飲みに来店したんだとか。ヨン様って去年「Qグレーター」の資格を取得したり、ハワイにコーヒーショップをオープンしたりするくらいのコーヒー愛好家なんですって☆

こちらも店内に焙煎室を完備。このようなロースターズカフェも韓国カフェのトレンドのひとつ。大手チェーンカフェが乱立し、カフェ利用者の裾野が広がった結果、より美味しいコーヒーを求める人が増えてきた証拠なんでしょうね。コーヒー豆はダーク・ブラウン・シングルオリジンの3種類の中からセレクトするスタイル。自分の好みを伝えて好きな味が楽しめるというワケなのです。

自家焙煎カフェなので、コーヒー豆の購入もOK。ヨン様が飲んだというダッチコーヒーはもちろん、世界各地の豆が購入できますよ。そして笑顔が素敵なスタッフのお二人をパチリ！ここでなんと全さんから驚きの言葉が。写真左の女性・Leeさんは、なんと全さんの元職場の後輩にあたるお方なんだそう。さらに翌日はお仕事が休みなので、僕らのカフェ巡りに同行してくれるとの事！！ドラクエのパーティーの「あたらしい仲間がくわわった！」ような感覚！めっちゃ嬉しい！美味しいコーヒーを飲み、「明日またお会いしましょう」と挨拶を交わし、お店を後にしました。

夕方から用事があるという全さんと別れ、ホテルにチェックイン。今回の宿泊地は、ソミョン駅の一駅隣の釜田（プジョン）駅前にある「イビスアンバサダー釜山シティセンター」。ソミョンから歩いて10分くらいの好立地のキレイなホテルです。チェックインして部屋のある10階からはプサンのビル群と街並みが見下ろせました。しかも1階にはスタバとコンビニもあり超便利☆ しばらくあたりを散歩しているうちにハミガキを持ってくるのを忘れていたことに気づいたので、韓国のセブンイレブンに初入店。文字はもちろんハングルなので何と書いてあるかはわかりませんでしたが、なんとかハミガキセットとスナック菓子などを購入。ちなみにスナック菓子は「トッポギ味」！さっすが韓国ですね〜☆

やがて夜になり、お腹も空いてきたので、本場の韓国料理を食べにいくことに。持参したガイドブックを見ていたらどうしてもサムギョプサル（豚の焼き肉）が食べたくなったので、ソミョンまで歩いて戻り、ガイドブックに乗ってた「マダンセ コッテギワ ソグムクイ」というお店へ。入店して気づいたのですが、俺、韓国語全くしゃべれなかった…。昼間は全さんが居たから全然問題なかったけど、俺ひとりやん…。「異国の地でひとり外食するのも、旅の醍醐味じゃん！」と自分に言い聞かせ、なんとかサムギョプサルをオーダー。でも、出てきたのは3人前。しかもご飯ナシ（ご飯のオーダーの仕方わからんかったので）。若者で賑わう店内で、ひとりサムギョプサル（のみ）を堪能させて頂きました！ ということで、初日はこれにて終了。翌日はいったいどんなカフェに巡り会えるんだろう…。