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トーキン★カフェ > 「グーテカフェ・香田直子さん」1ページ

7回目となるトーキン★カフェ。今回ご登場するのは中央区警固にあるグーテカフェのオーナー・香田直子さんです。ス イーツが評判のグーテカフェは東京帰りの女性2人で運営されていてる人気カフェ。 その人気の秘密は一体どこにあるのでしょうか。まだまだ暑さが残る8月後半のとある日、色々お話をお聞きしてきましたよ。 ※この取材は2004年当時のもので、現在とは異なる内容もございます。 |
スウェード●今日はグーテカフェさんにお邪魔しまして、オーナーの香田さんにインタビューさせて頂きます。宜しくお願いします。 香田■宜しくお願いします。 ●えー、まず毎回お聞きしているんですけども、オープンしてもうどのくらいになるんでしょうか? ■えーと、1年と…半年まではならないくらいですね。2003年の3月オープンだったんで。 ●ではカフェをはじめられたキッカケを伺って行きたいと思います。先ほどこのインタビュー前に、ちょこっとお話してたんですが、ご出身は佐賀県ということで。僕も佐賀県なんですよー。 ■そうなんですよね。 ●それだけですでに親しみが湧いてくるんですけども(笑)、じゃあ高校生まで佐賀の方で過ごされて、それからすぐこの飲食業界に入られたんでしょうか? ■私、高校生までじゃなくて24歳まで佐賀にいたんです。(笑) ●あ!そうなんですか。 ■実は24歳までフツーにOLとかしてまして。あはは。(笑) ●なんか意外な感じがしますけども。以前はどんなお仕事されてたんですか? ■OL…というか販売業だったんです。もう全然職種が違いますね。化粧品を売ってました。(笑) ●えーっ。なんかいきなりすごい所をえぐってしまったカンジですね。それは佐賀で? ■はい。佐賀市内で。 ●じゃあご自宅(注・香田さんのご実家は佐賀市内からちょっと離れた町です)から通われてたんですか。 ■はい。 ●軽自動車か何かで? ■はい。そうです(笑) ●いやー、やっぱそうですか。佐賀のOLさんって、何故かしらないけど、よく軽自動車に乗ってますよね。 ■そうですねー(笑) ●不思議なくらい乗ってますよね。軽自動車に。僕、地元にいる時からずっと思ってたんですけど(笑)。ゼッタイ軽ですよね。あれって何でしょうね。…まあそれはいいとして、じゃあ24歳の時にひとつの転機が訪れたワケなんですね。 |
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■そうなんです。元々お菓子を作るのは小学生の頃からやってて、ずーっと好きで。販売業をやってる時も趣味で作ってお友達に配ったりとかしてたんですよ。そのうち「お誕生日ケーキを作って」っていう話が出だして。「お金を払うから」と言われて「じゃあ材料費だけね」ってカンジでやってたんです。 ●じゃあ当時からかなりお菓子には定評があったんですね。周りの方からは「お菓子づくりが上手なお姉さん」のような。 ■でも、お金をもらってるうちに、だんだん自分の中で煮詰まってしまったんです。自分の持っているノウハウや技術ではできないこともあるし。 ●なるほど。 ■で、だんだん「お菓子の専門学校に行きたい」って思いはじめて。それは前からずーっと考えてたんですけどなかなか踏み切れなくて。それでちょうど24歳くらいの時に「これ以上歳をとると夢に終わってしまいそう」と思って、学校行きを決心したんです。 ●そうなんですね。で、どちらの専門学校に行かれたんですか? ■東京のバンタン製菓学院という所です。 ●あー、よくカフェの本とかに広告が載ってますね。 ■載ってますね。で、たまたまその年にちょうど製菓コースが開講しますっていうタイミングで。新しい学校ですごい面白そうって思って。単にケーキ屋さんで働きたくはなかったし、バンタンって元々デザイン系の学校だったから何か面白いことがやれそうって思いましたから。でもいきなり東京の学校に行くのでうちの親はビックリしてましたね。(笑) ●そりゃそうですよね。だって今まで普通に佐賀でOLしてたワケですからね。それなのに急に「東京」ですからね。 ■ええ、もうビックリで。(笑) ●じゃあ、そこで一大決心をされて、東京に行ったと。東京には何年いらっしゃったんですか? ■4年間ですね。1年間学校に行って、それから東京のカフェで働いて…っていうカンジなんですけど。ちょうど運が良かったっていうか、その頃ちょうどカフェブームの出だしで。 ●あー、そうですよね。 ■もう、何をやってもすごく流行ってしまうような状態で。特に東京だったんで。 ●ちょうど1996年の頃ですね。福岡にカフェブームの波が来るのはもうちょっと後になるんですけど、東京はちょうどブレイクした頃ですよね。 ■そうですね。 |