トーキン★カフェ

グーテカフェ・香田直子さん
●東京で働かれていたカフェはどちらのお店なんですか?
■えーっと、今、福岡にもあるんですけど、newsDELIなんです。
●おー!そうなんですか。
■今はもうチェーン展開して大きくなっちゃったんですけど、最初の1号店のお店で。まだオープンして間もない頃ですね。で、私、お菓子の学校出たばっかりでまだ独学みたいな感覚が残ってる時に、全部デザートを任せてもらってたんですよ。すごいラッキーだったんです。
●じゃあ、ちょうどnewsDELIがbブームになった頃、実は香田さんが立て役者のひとりだったワケですね~!
■そうです。ちょうど。(笑)
●そこで3年ほどいらっしゃったんですね。
■ええ、あとたまに違うお店でちょっと働いて、また戻って、みたいな事もやってたんですけど。(笑)
●でも、そもそもカフェで働きたくてnewsDELIを選んだんですか?
■いえいえ。たまたまだったんです。今、こうしてカフェをやってるんですけど、前から「カフェをやりた~い!」って思ってカフェを出したというよりも、自分が作っているお菓子を食べてもらえる場所が欲しかったんです。
●なるほどー。
■それがたまたまカフェになったっていう。
●香田さんって製菓の方から業界に入っている訳じゃないですか。そうなるとゆくゆくはパティシエみたいになってお菓子屋さん出して…のようなイメージがあるんですけど。カフェで働いてみたら、自分的にカフェの方が良かったんですか?
■そうですね、お菓子屋さんみたいにきれいなケーキを作りたい訳じゃなくて、それよりももっと素朴だったりとか、こう…お母さんの味のような、そういうデザートが作りたかったんです。だからケーキ屋さんはちょっとキレイすぎるイメージがあって。
●それがカフェで出すスイーツということにマッチしたという訳ですね。で、それからまた香田さんに転機が訪れる訳です。すなわち自分のお店のオープンですね。
■そうですね。
トーキンカフェ
●オープンに至ったのはどういうキッカケだったんでしょうか?
■二十歳くらいの頃、「自分の十年計画」というものを立ててまして、で、30にはお店を出す事になってたんです。
●あはははは。
■そんな計画があって(笑)、ちょうど29歳の時に「あ、もうお店を出さなきゃ」って(笑)。
●うわー!ちゃんと計画通りに。(笑)
■もう、イキオイだけですね(笑)
●あはは(笑)出さなきゃ!みたいな。じゃあ、どこに出すかっていうセレクトになるんですけど、なぜ福岡ということに?
■えーっと、やっぱり自分だけの力ではお店は出せなくて、やっぱり両親だったり協力者がいたりしたんですけど、みんな東京にお店を出すというのには反対で。で、近場にして下さいという話がありまして。最初は地元の佐賀という事も考えたんですが、佐賀では普通にカフェでお茶をする習慣があるのかなーって考えて…。もちろんあるんでしょうけど実際にカフェをやっていくとなると…。
●正直、絶対的な人口が違いますからね。
■…で、福岡にしました。
●そうなりますよね。
■でもみんなに言われたんです。よく福岡に出したねって。
●というのは?
■当時福岡には知り合いもいなかったし。
●あ、そうか。バックボーンがなかったんですよね。福岡には。
■そうなんですよ。
●じゃあそこから店舗物件探してーというカンジだったんですか?
■いえ、いきなりじゃなくて最初はカフェで働いてました。半年くらいのちょっとの間だったんですけど。
●どちらのカフェですか?
■CafeXandoさんです。今泉の。
●あ、Xandoさんにいたんですね。
■で、Xandoさんで働きながら物件を探し始めました。そこはずいぶん苦労しました(笑)。
●色々物件みられたんですね。で、最終的にこの物件を見つけて。
■そうですね。
●えー、以前お話伺ったときに、なんでも東京からスタッフを引き抜いてきたとお伺いしてたんですが。
■引き抜いたっていうか…ムリヤリ連れてきたかな?(笑)
●あははは。そんなムリヤリ東京から連れてこられた、その方のお名前は?
■水藤美穂さんです。
●水藤さんのご実家は佐賀の方とかではなかったんですか?元々のお友達だったとか?
■全くもって東京ですね。(笑)
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