トーキン★カフェ

「69'ners FILM」芳賀英行さん
●今こうやってちゃんと会社組織になってるっていうところが僕は見てて凄いなって思うんですよ。
■ほんとに色んな方のお陰でして。福岡拠点に映画に関わる仕事が出来たらと。映画を作るにしてもそうだし、見せるにしてもそうだし、皆東京に行っちゃったり大阪行ったりとか。専門学校も少ないし。そういう土壌の中でじゃーもう作っちゃわないとしょうがないなってそう思って、始めたような感じですね。
●その思いが今、会社組織として成り立っているワケですよね。という事はある程度のその収入というか売り上げというかそういうのがあるからこそ出来ているワケなんでそれが僕は凄いなぁと思ってですね。
■いえいえ。今はまだ会社としてちゃんと地に足ついてない状態です。あらゆる面においてまだまだ全然、今からです。スタッフや周りの方々に助けられてます。
●今は副業されたりとかそういう事はされてないんですね?
■してないですね。
●となるとこれ一本でもう食べていけてるっていう
■んー何とか、死なない程度に、ぐらいな感じです。(笑)
●それは凄いなぁって思いますねぇ。
■逆に、会社に所属してて、自分の好きな事が出来るっていう人は凄いなぁって思いますけどね。やっぱりそこの中で認められないと出来ないワケじゃないですか。
●そうですね。
■会社でも認められれば、好きな事が出来るっていう事ですよね。そんな人を見ると凄いなぁって思いますよ。
トーキンカフェ
●ソネスさんと非常にこうお付き合いが長いそうですが、ソネスさんと知り合ったキッカケってなんですか?
■2000年でしたかね、ソネスという場所でアストロチープっていう団体がイベントやるって聞いて行ってみたんです。そしたらもうカツーンってやられたぁって。自分がやりたいと思う事をやられちゃってたんですよ。空間も素敵だし。しかも制作側とプロデュース側。映像制作してる監督さんもいれば、まったく制作してないプロデュースというか、それを見せるための団体になってるんですよ。
●へえ~、そうなんですか。
■だから強いですよね。作る人、見せる人、っていうのが一つになってて、またその代表の人がすごいとってもポップな人だったんですょ。ファッションとか色んな意味で。
●あははははは(笑)
■もう全てがキャッチーだったんですょ。最初の第一歩ってカタチから入るじゃないですか。山田広野監督もこの団体に所属されていて、当時は私服に拡声器持って自分のフィルムに生でナレーション入れるっていうみたいな感じでもうやられまくりで・・・もうやばいと。
●そのイベントに行かれた時にソネスさんと知り合ったということで…
■そうですそうです。はい。そこでアストロチープの代表の方、有坂くんていう人とメグミさんとかユウキさんとかと一緒に話をしててすごい盛り上がってて。その後もお店には頻繁に行って話はしてて、で、その後はじめてカフェウィークの1回目に誘っていただいて。
●そこから69'nersFILMとソネスのゴールデンコンビが結成されたわけなんですねね。
■69'nersは本当に人とのつながりで成り立ってるんです。例えばカフェウィークで知り合ったmama!milkのユウコさんからご紹介して頂いて、連絡してみるとすごい縁があったりとか。高知のお店の方とかは僕、福岡大学なんですけど、福大の近くに友達が住んでて、その隣りに住んでる人だったんですよ。
●そりゃまた偶然ですね。まさに引き合わせといった感じですね。
■尾道にはレコード屋さんに面白い人がいるよ、とかいろいろ繋いで頂いたんです。ほんと、人のつながりでさせてもらっているというか。人の輪・繋がり・出会いそのキッカケを作っているソネスさんはやっぱりすごいですよねぇ。(笑)
というわけで、非常に長時間にわたって映画に掛ける思いを熱く語って戴きました。ほんと、かなりの部分を割愛させて戴きましたが、芳賀さんの映画にかける情熱はただものではありません。お近くのカフェに69'nersFILMの上映会が来たときには、是非足を運んで戴きたいですね。
(2005年2月 suede)
協力/69'ners FILM
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