国際通りから1本路地を入り、個性派ショップが立ち並ぶ「浮島通り」を歩くと目に止まる、かわいい手書きの看板。案内通りに路地を入るとグリーン×ブルーのカラーリングが印象的な「cafe santeria」が出現します。
オーナーは北海道出身という若干28歳の元気な女性、桑原さん。そもそも、何故北海道から沖縄にやってきたのが尋ねると、22歳の頃ふと北海道を出ようと思い立ち、車でキャンプしながら日本を縦断。やがて沖縄に辿り着いたそう。そこで思わぬ巡り合わせが重なり、2006年8月「cafe santeria」をオープン。カフェを始めるまで、ほとんどカフェに行ったことがなかったそう。「カフェはこうあるもの」といった固執したイメージを持たないよう思い感じるままに、お客さんのニーズを取り入れていくと現在の スタイルになったんだそうです。ある意味無垢な気持ちで始めたのが功を奏したのか、店内は中古家具と手作り感のバランスのとれた仕上がりになっており、居心地の良い空間になっています。
メニューは日替わりごはんや今月の丼など3種類から選べるランチが¥800。ランチタイムは16:00までと長く、遅めのお昼にもばっちり対応。他にも小腹を満たしてくれるライトフードやスウィーツ、自家製のフルーツ酢カクテルまでありますよ。
お客さんは近くのショップで働く高感度なスタッフから50代60代の方まで、男女比も半々とかなり幅広い方々に支持されているよう。そんな状況を「いろんな人に会える事がいちばん嬉しい。毎日いる場所で同じ毎日がないってすごいことじゃないですか」と笑う桑原さん。イベントにも積極的に参加したり、オリジナル企画も常に考えているそうで、今後の展開がますます楽しみなサンテリアなのです。
広々としたフロアには、程良く使い込まれた様々な形の椅子が配されています。これらほとんどが米軍の払い下げの店で購入したそう。値段を聞いてびっくりでした。
入口の横にそびえる存在感のある大きな書庫。ノンジャンルなのでどの本を手に取るのか迷ってしまいそう。中にはお客さん自身が持ち寄ったものもあるとか。
こちらは白い囲いで仕切られたフリーペーパーやイベントフライヤーが並ぶスペース。バラエティにとんだ情報満載なので、ここで「那覇の今」がまるわかり。
右手の部屋は団体さんやタバコが苦手な方、お子様連れの方向けの席。好きなデザインの古い椅子にどっかり座って、楽しい時間を過ごしましょう。
イベント大好き!なサンテリア。店の内外問わず様々なイベントに参加しています。サンテリアの最新情報はこちらの黒板やwebでチェック!
オーナーさんの故郷である北海道が発祥の「北海道スープカレー」は¥880。日本最南端で最北端のメニューを頂くというのもなんだか面白い。