
★本記事はWEBメディア「フクリパ」からの引用記事です。
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1980年創業。2度の移転を経て、大手門の地で今なお息づく自家焙煎珈琲店。
今回ご紹介するのは、福岡のコーヒーの隠れた名店として知られる「珈琲フッコ」です。
元々は1980年に中央区大名で開業し、長年営業をしておられましたが、2005年3月に起こった福岡西方沖地震にて営業が困難となり、同じく大名にあった複合商業ビルに同年5月に移転。
13年ほど営業を続けられましたが、大名地区の家賃上昇に伴い、再度の移転を余儀なくされ、2018年5月から現在の大手門で営業を続けておられます。
マスターを務める市原さんは、元々エンジニア志望で工学が好きだったそう。コーヒーの焙煎は、創業当初に友人に教わった程度の完全な自己流とのことですが、感覚ではなく科学的データを元に焼き具合やブレンドのバランスを研究してきたそうで、今でも「おいしい一杯」のために研鑚の日々を続けているそうです。
取材中、マスターの話の中で印象的だったのは「僕は運が良いんです」という言葉。
「仲間からのひょんな誘いでお店を手伝うことになり、それから店を引き継いで。地震でお店が営業できなくなってもすぐ移転先が見つかったし、この花田荘に移転できたのもそう。そして娘も跡継ぎになってくれるという。これまで40年以上営業してきて大きなトラブルも一度もないし。振り返ると大成はしなかったけど、結構順風満帆だったと思いますね」。
それはきっと、いつも謙虚なマスターのお人柄のおかげなのかもしれません。
※本記事は福岡のWEBメディア「フクリパ」から引用しています。
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場所は明治通りと昭和通りが重なる「荒戸交差点」からほど近い住宅地の細い路地に溶け込むかのように佇むアパート「花田荘」の一階です。

エントランスには創業当時から掲げられていたという激シブな看板が置かれていました。実に味があります。

店内は外から全く想像できないような、剥き出しのコンクリートとレンガで構成されたヴィンテージ感あふれる空間に仕上がっています。まるでブルックリンにある古いアパートのよう。

5席だけのオールウッドなカウンター。ペンダントライトそばの棚にはマスターが好きなレコードジャケットが飾られています。マスターとトークを楽しみたいという方はぜひこちらへ。

珈琲豆は100g単位で購入できます。ブレンドコーヒーから珍しいストレートコーヒーまで10種類前後が揃っています。コーヒー好きな方は要チェックですよ!

スタンダードブレンドコーヒーとパウンドケーキ。ブレンドコーヒーはスタンダードと、ちょっと濃い目のストロング、そしてギリギリまで深く焙煎したフレンチの3種類がラインナップされています。



















