コネクトコーヒー・安藤バリスタによるラテアートの特別授業

今回はフードクリエイト学科の学生を対象に行われた、「コネクトコーヒー」のオーナーバリスタ・安藤さんによるラテアートの特別授業に潜入してきました。ラテアート世界第2位をはじめ、数々の輝かしい賞歴を持つ安藤さん。そのラテアートの完成度の高さに学生たちもいたく感動していたようでした。(2018.6)

こちらが今回講師を務めてくれる安藤バリスタ。カフェトラをご覧のみなさんはもうご存知ですよね!福岡のみならず、日本を代表するトップラテアーティストの一人です。まずはご自身のプロフィールのご紹介から。大学時代にカフェ巡りしていた時にコーヒーの奥深さを知り、やがてラテアートに興味を持った安藤さん。大学卒業後は一旦企業に就職するもののラテアートへの情熱が高まり、わずか一年あまりで退職。その後数店舗のカフェやコーヒーショップを渡り歩きながら技術を培い、2017年9月、北天神に待望の「コネクトコーヒー」を起業されました。

安藤さんの賞歴は、初出場した2013年のラテアート大会で全国8位に入賞。その後、全国3位になり、翌2014年には初の日本一に。そして同年行われた「Coffee Fest ラテアート世界大会2014」では遂に世界第2位の栄誉を勝ち取られました。現在はラテアートのみならず、コーヒー豆の自家焙煎も行い、豆の販売にも力を入れておられます。座学の合間にはエスプレッソ豆と一般のブレンドコーヒー豆をお持ちいただき、その違いをお教えいただきました。

座学も終わり、いよいよエスプレッソマシンを使った実践に突入!基本的なマシンの操作方法から、ドーシング・レベリング・タンピング・抽出時間など、エスプレッソを美味しく抽出するための様々なコツをお教え下さいました。普段からエスプレッソマシンに慣れ親しんでいる学生たちも、また改めて基本を学べているようでした。

スチーミングの技術を駆使したフォームミルクの上手な作り方もみっちり教えて頂きました。フォームミルク作りは、スチーミングする時に適度に空気を取り込んで、ピッチャーの表面がシルクのような滑らかになっていることが上手なラテアートを描くための条件となるんです。

そしていよいよラテアートの実技へ。エスプレッソをカップに注ぎ、そこへフォームミルクを端の方から徐々に注いでいくと、徐々に液面にアートが出現してきます。安藤バリスタの手の動きを逃すまいと、一斉にカメラを手にする学生たち。みんな真剣な表情です。

そして、渾身のラテアートが完成しました!この模様は「アンドリ」と名付けられた安藤さんのオリジナル。湖面に浮かぶ白鳥を表現しているそうです。安藤さんは前職のコーヒーショップに勤務していた頃、大会前になると営業時間外に毎日2時間ラテアートの自主練習を欠かさなかったそう。これだけ素晴らしいアートができるのも、そんな日々の練習の賜物なのです。

学生たちもラテアートにチャレンジ!エスプレッソを抽出して、フォームミルクを作って…。ピッチャーからミルクを注ぐ時はみんな真剣!最初はなかなか難しかったようですが、安藤さんのレクチャーを受けながら何度かトライしていくうちに、徐々にピッチャーの角度やタイミングのコツをつかんだようで、簡単なハートやリーフが描けるようになっていました。

やればやるほど上手くなるのがラテアートの魅力。そして何よりやっているうちに楽しくなってきます。なごやかな雰囲気の中で学生たちは何度もチャレンジしていました。上手な模様が描けた時には、思わず仲間内から拍手が湧きあがっていましたよ。

ラテアートが終わったら、もちろんみんなでいただきます。自分で淹れたラテは美味しさもまた格別です。あちこちで「おいしい!」という声が上がっておりました。その後、学生たちは授業の終了時間ギリギリまで何度もチャレンジしていて、ラテアートをしっかり楽しんでいるようでした。

特別授業の終了後は、安藤さんと一緒に記念撮影!みなさんの充実した笑顔が、楽しかった授業を物語っていますね。なんといってもラテアートはカフェやコーヒー業界の花形。ラテアートが上手くなると、お客様からも大変喜ばれます。これからカフェ業界を志す方は、ぜひ安藤さんを良きお手本にして、練習を重ねてみて下さいね。みなさん、お疲れ様でした!
取材協力:コネクトコーヒー

福岡ビジョナリーアーツ

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