かつて佐賀の老舗映画館として人気作品を数多く上映し、市民に愛されていた「佐賀セントラル」。その閉館から1年あまりの時を経て、2007年12月、佐賀県内初の単館系映画専門のミニシアターとして新たに生まれ変わったのが「CIEMA」。
このCIEMAの運営を行っているのが、福岡を中心にカフェでの映画上映事業を展開している「69'ners FILM」代表の芳賀さん。「映画を見なくても楽しめる場所にしたい」というコンセプトの元、当初3つあった劇場のひとつを大改装。映画館の受付としてはもちろん、上映時間までの待合室や、セレクトアイテムの販売、さらに映画を見ない方でも利用できる「cafe CIEMA」という、様々な顔を持つコミュニティスペースとして開設。この存在が人と人を繋ぎ、今では街の活性化にも役立っているとか。
カフェのメニューも、コーヒー付きの日替りランチ¥800やシエマバーガー¥500などのフード、パフェやクレープなどのスウィーツ、さらにアルコールやおつまみ系までなかなかの充実ぶり。なお、映画館は通常の座席を取り外し、ユーズドのソファーが設けられたりと、オリジナリティあふれる席が魅力です。
映画鑑賞はもちろん、「ご飯食べに映画館行こう!」っていうノリででも、ぜひ遊びに行ってみて欲しい楽しい場所ですよ。
シエマは佐嘉神社のすぐそば、カラオケ屋さんが入ったセントラルプラザの中にあります。奥のエレベーターで3Fへと登りましょう。
3つの劇場のうち真ん中の1つを改装し、コミュニティスペースとして活用。座席だった部分は段差のある物販スペースになっています。
奥の白壁はかつてのスクリーン。高い天井や映写室の小窓など、劇場だった頃の名残が至る所に残っています。
長いカウンターは受付兼カフェ。映画館の必須アイテムであるパンフレットやポップコーンももちろん販売中。
まるでホテルのロビーのように落ち着いた雰囲気の奥のソファー席。ちなみにここだけ喫煙オッケーです。
特製ハンバーグとベーコンとトマトをベーグルでサンドしたシエマバーガーは¥500。ボリューム満点です。