九州の南の玄関口といえばJR鹿児島中央駅。近年急速に開発が進み、一大商業ゾーンとして都会化されていく中、その傍らにうっそうと緑が繁った建物が息をしています。この建物こそが、2007年12月に産声を上げたCafe & Fly Shop Arborなのです。
Arborとは「木陰」を意味し、その店名を形容するかのようにエントランスには様々な種類の木々が生い繁り、とても駅のすぐそばとは思えない緑地を形成しています。
メニューはフレンチやイタリアンシェフ仕込みのパスタが人気。その他ドルチェやケーキ、オリジナル焙煎の豆を使用したネルドリップの一杯だてのコーヒー¥500や、マルゾッコのマシンで淹れるエスプレッソ(シングル¥400~)もおすすめ。
さらに夜にはワインなどのアルコールまで登場。食事のお供にも最適ですよ。
さてこのArbor、元々はフライフィッシングのショップとしてスタートしたそう(Arborはフライリールの太い軸の意味も持っている)ですが、いつしかシェフ仕込みのパスタが口コミで話題となり、食事やカフェタイムを楽しむ女性客が圧倒的に多くなったそう。「でも本音を言うとフライ用品も売れて欲しいんですけどね」と苦笑するのはオーナーの野添さん。女性客が多い中、釣り好きな男性が来店すると妙にうれしくなるんだとか。
釣り好きな方も、そうでない方も、ぜひこのロケーションを楽しんでみて下さいね。
※禁煙スペース有り
エントランス部分は紫陽花、楓、ブナなどの緑が彩る自慢の庭。オーナーさんはここを「森」と呼んでいるそう。石畳を歩いて店内へと向かいます。
ドアを開けるなりブラウンを基調としたシックなカウンターが登場。棚にはエスプレッソマシンとコーヒー豆のボトルがズラリと並んでいます。
庭に隣接したテーブル席は人気席。ガラス越しに美しい庭の風景が広がっています。特に新緑の季節が一番の見頃との事ですよ。
ふと壁面を見るとエスプレッソや釣りにちなんだかっこいいポスターが飾られていました。全てアメリカメイドなんだそうです。
奥の一角がフライショップのスペース。一流のフライロッドからウェアやマテリアルに至るまで揃っています。釣りに興味のある方は必見ですよ!
14:00までのランチタイムに登場するパスタランチはドリンクとサラダ付きで¥1,000。トマト系とクリーム系から選べます。食後のコーヒーも是非!