早良区原の「原通り」沿い。イオン原店の道向かいにある在宅医療事務所の一角に、2014年5月にひっそりと産声をあげたのが「カフェ・ペコー」。つい見落としてしまうくらい極めて露出が少ないので、きっと「えっ!あんな場所に」と驚かれる方も多いはず。それくらい「穴場なカフェ」なのです。
この店のオーナーを務める松尾さんは、学生時代より行き始めた喫茶店をきっかけにお茶やコーヒーの魅力にはまり、淹れ方を学んで習得。結婚後は主婦を対象に自宅でお茶の教室を主宰されていたそう。やがてお菓子やフードも教えるようになり、口コミだけでなんと100名もの生徒を抱えるほどに成長。自宅が手狭になったこともあり、このたびお店を開業するに至ったんだとか。
メニュー構成はドリンクと数種類のお菓子のみと至ってシンプル。「世界のお茶の旅」をテーマに掲げ、紅茶はもちろん抹茶、台湾茶、チャイなど世界各地の様々なお茶と、そのお茶と相性の良いお菓子を月替わりで提供しているので、毎月訪れるたびに内容が異なるのが最大の特長。その他、定番メニューではハニー珈琲の豆を使用したプレスコーヒーやイギリス紅茶、台湾阿里山高山茶、ハワイ在住の友人・アーサーさんに教わったというスウェディッシュパンケーキなども楽しめますよ。
たった8席だけの小ぢんまりとした空間ながら、その独特の距離感も魅力。特にお一人様にはちょうど良いサイズのカフェだと思いますよ。あなたもぜひ「世界のお茶の旅」をお楽しみあれ♪
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白を基調としたシンプルな内装は西区のショップ「ラントマン」によるもの。クラシカルな足を持つ白木のテーブルは、オーナーの友人によるハンドメイドなんだそうです。
逆側の壁一面は鮮やかなライトグリーン。その傍らにあるフランスアンティークのソーイングボックスの中には、手作り作家さんによる布小物やアクセサリーが販売されていました。
カップボードには1800年代のシルバーのポットをはじめ、ミントン・シノワズリのカップやアンティークのカフェオレボウルなど、実に珍しいアイテムがディスプレイされています。
テーブルの上にはクラフト感たっぷりのメニューブックと、ガラス製の小さなフラワーポット。このセンスと心遣いは女性ならでは。エッフェル塔を象ったスタンドも◎。
名店・ハニー珈琲の豆を使用した「プレスコーヒー」は、たっぷり2杯分でミニチョコまで付いて¥450。イギリス・スポード社のブルーイタリアンシリーズのマグでどうぞ。
「スウェディッシュパンケーキ」¥600。クレープ並みの薄い生地にレモンを搾り、ジャムとヨーグルトクリームでいただきます。イギリス紅茶(¥450)との相性もバツグン。