北九州市八幡西区折尾。国道199号線の「日吉台団地入口交差点」のそばに、2016年8月にオープンしたのが今回ご紹介する「Cafe & kitchen SELAM」です。この店を切り盛りする杉野さんファミリーは、かつて若松区で同名のお弁当屋さんを営んでいたそう。当時から使用する食材については安全・安心なものにこだわっていたそうですが、やがて「お弁当ではなくカフェというスタイルで直接お客様に提供したい」との思いから今回のカフェへの業態変更に至ったんだそうです。
店名の「SELAM」とは、中世アラビアの風習のこと。男女が会話してはいけない時代に、男性が女性に自分の気持ちを花に託して花束として相手に送り、女性も花を通して返事をしていたらしく、やがてそれは花言葉の起源になったんだそう。そんな素晴らしい風習にあやかり、「自分たちが作った料理や店の雰囲気・接客を『束』にしてお客様にお伝えしたい」という思いから名付けたんだそうです。
そんなSELAMのテーマは「美味しくて、体に優しく、そして楽しい」こと。福津市「くわの農園」の米や、宮若市「マウンテンファーム」の野菜、八女市「いりえ農園」のお茶など、農家さんや作り手の方々が手間ひまを掛けて、心を込めて作り上げた無農薬・有機栽培にこだわった材料を使用した料理やデザート・ドリンクなど様々なメニューが楽しめるのが特長。なお、店内はバリアフリー化されており、車椅子やベビーカーでの来店もOK。アレルギー対応も事前に相談して頂ければ、できる限り対応して頂けるそうですよ。ちなみに金・土曜日の20:00以降はバーとしても営業中。お酒好きな方はぜひチェックしてみて下さいね。(※価格は全て税抜きです)
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まるでずっと昔からこの場所で営業しているかのような、程よいアンティーク感が漂う店内。テーブルの天板は古木を使用して作ったものなんだそうです。
アンティーク調の店内で絶妙なアクセントになっているのが、美しいブルーグレーに彩られた腰板や、カウンター席に施されたカラフルなモザイクタイル。
入り口横の古いカップボードには、思わず「かわいい!」と声に出てしまいそうなミニチュアのブリキバケツやキッチンツールがディスプレイされています。
ヨーロッパ調の時計や古い鳥かごなど、アンティーク感漂うアイテムが点在する店内を、ゴージャス感が漂うシャンデリアがほのかな明かりで照らしてくれています。
人気の「本日のランチプレート」は、木のプレートの上に盛り付けられた前菜に、スープ・メインとライスorパンが付いて¥1,100。見た目もとっても華やかなプレートです。
スイーツメニューのいちおしはフレンチトースト。中でも一番人気は「ベリーベリーのフレンチトースト」¥600。手作りのバニラアイスクリームがトッピングされてます。