1Fにある学内カフェ「デイライトキッチン・オーガニック」。そこで6月から発売する新商品を、フードクリエイト学科の学生たちが考案することになり、その一次選考のコンテストが行われました。上位入賞したメニューは製品化され、デイライトキッチンの店頭で実際に販売されるとのこと。さて、どんな商品が開発されたのでしょうか?(2018.5)
まずはコンテスト前の実習室を覗いてみました。学生たちはそれぞれ自分の考案したメニューを黙々と製造しています。入賞すると自分のメニューが店頭で販売される名誉が手に入るとあって、学生たちの表情は真剣そのもの。見ているだけでもピリピリとした緊張感が伝わってきます。
今回のコンテストは製菓専攻・ショコラ専攻・製パン専攻・カフェ専攻・製菓カフェ専攻・フードビジネス専攻の全専攻が対象。なので作っているメニューもパンやサンドイッチ、チョコレートスイーツまでバラエティに富んでいます。実習室にはあちこちで美味しそうな香りが漂っていました。
コンテストは2Fの学生ホールにて行われました。広いホールには大きなテーブルが置かれ、完成したメニューが続々と並べられていきます。ホールにはすでに審査員を務める先生たちがスタンバイ。さあ、いよいよコンテストのスタートです!
学生が考案したメニューをちょっぴりご紹介。こちらはカフェ専攻の学生が考案した「厚切りトマトの野菜サンド」。たっぷりのトマトとハムやチーズがサンドされ、インスタ映えを意識したのか、見た目もカラフルに仕上がっていました。
こちらもカフェ専攻の学生が考案したケーキ「ロールプラリネ」。プラリネとは焙煎したナッツ類に加熱した砂糖を和えてカラメル化したものなんだそう。ふんわりとしたロールケーキの生地に香ばしいナッツがいいアクセントを醸し出しそうな一品でした。
こちらは製パン専攻の学生による「米こっぺ」。その名の通り、米粉を使ったふかふかのパンです。やわらかさと甘みが特徴なので、子供や女性をターゲットにしているんだとか。テーブルには他にも様々なメニューが並んでおり、各学生ともいろんな考えを持って商品を考案してるようでした。
こちらではタブレットを片手に商品のプレゼンテーションが行われていました。デイライトキッチン・オーガニックというお店の特性を踏まえ、どのような考えを持ってその商品を開発したのか。どのあたりにこだわっているのか。先生を相手に、自らの情熱をぶつけていきます。
学生の熱心なプレゼンテーションを聞き、一品づつ試食しながら丁寧に採点していく先生たち。手元の採点表は「味」「期待度」「方向性」「実際に食べたい・買いたいか」という4つの項目を中心に審査されていきます。さて、どのメニューが一次審査を突破するのでしょうか?
プレゼンテーションはアットホームな雰囲気の中、順調に進んでいきました。プレゼンを終えた学生たちは、やっとひと段落したようで、笑みもこぼれていました。
ということでデイライトキッチン・オーガニックの新商品コンテスト一次審査の模様をお送りしました。今回の一次審査を通過したメニューは6月上旬に二次審査が行われ、上位入賞したメニューは今後デイライトキッチン・オーガニックの店頭で販売されます。デイライトキッチン・オーガニックで新商品を目にしたら、それは学生が考案したメニューかもしれませんね。審査結果を楽しみにしておきましょう♪