福岡市の南に位置する筑紫野市二日市。西鉄二日市駅から伸びる「にしてつ通り」と呼ばれる路地をてくてくと歩いていると、左手に真っ白なVESPAが目に入ります。ここが2020年6月にオープンした「コーヒーアンドシガレッツ」です。
ジャームッシュの映画から拝借したという店名から連想できるように、ここは「映画と音楽と会話を楽しむ珈琲屋」。ドアを開けるなり小気味の良い音楽が流れています。
ウッドと黒でコーディネートされたちょっぴり無骨なイメージの店内には、映画監督のポートレートや使い古されたギターやベースがディスプレイされており、一角にあるブースにはロック、ジャス、ソウル、ブルース、カリビアンミュージックなどジャンルを問わず、大量のレコードがぎっしり。なんでもオーナーの山口さんは以前から映画や音楽を扱うお仕事をされており、特に音楽には造詣が深いのです。
週末にはライブやDJ、ワークショップなども行っており大人の文化の遊び場としても地域の皆さんに支持されてます。
メニューは「ハニー珈琲」の豆を使ったコーヒーから、シカゴ、メンフィス、ニューオリンズといった、アメリカの音楽都市にちなんだサンドイッチ、ボリューム満点のハンバーガー、そして昼飲みもできるようにレーベンブロイやハイネケンなどのアルコールもしっかり完備。
一見すると音楽好き以外の方にはハードルが高そうに感じてしまいますが、普段の客層を尋ねてみると近隣の学生から年配の方まで、実に幅広い方々が普通にカフェとして利用しているんだそう。美味しいコーヒーを飲みながら、極上の音空間に身を委ねてみてはいかがでしょうか?
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ウッドとブラックでコーディネートされたなんとも男っぽい無骨なイメージの店内。壁面はギターやベース、ポスターやポートレートなどで埋め尽くされています。
カウンター横の棚には膨大な量のレコードがぎっしり。お気に入りの曲があれば山口さんにリクエストしてみよう。ちなみにDJブースも完備されていますよー。
お店の前に停まっている真っ白いVESPAはオーナー山口さんの愛車。コヒシガのシンボルかつ目印になっています。ターゲットマークのタイヤカバーがなんともCOOL!!
コヒシガの看板メニューと言えば、何と言っても「コヒシガバーガー(¥700)」。常連の間では「例のヤツ」でおなじみ。トマト・レタス・タマゴと肉厚のパテをピザソースで味付けしたボリューム満点の一品。ポテト付きです。
トークが盛り上がって、ちょっと小腹が空いてきた時には「ウインナー&ポテトのフライ(¥500)」はいかがでしょう?揚げたてウインナーとポテトのコンビネーションはコーヒーにもビールにもよく合いますよ♪
甘いものが食べたいなぁって時にはチョコレートバナナマフィン(¥300)をどうぞ。ホイップクリームが添えられアツアツの状態で提供されます。暑い日には冷たいアイスコーヒーと一緒にどうぞ♪