小倉の商業地・魚町銀天街と併走するように伸びるサンロード魚町商店街。その一角に2011年6月、地域活性化の名の下に誕生したリノベーション施設「メルカート三番街」。入居する個性派ショップの中のひとつが、今回ご紹介する「水玉食堂」です。
商店街沿いの古い螺旋階段を登ると、いきなりお店のドアが出現。昭和の台所をイメージしたという店内には、1960年70年代を中心としたレトロな生活雑貨が多数点在。元々はオーナーの石川さんがいつか自分の店を出そうとずっと趣味で集めていたものなんだそうで、来店したお客さんからは「これ以前実家で使っていた」「子どもの頃に見たことある」と反響も上々のよう。そんなお店の雰囲気からなのか客層も幅広いそう。
メニューは日替わりの定食が中心。石川さんの地元・田川の実家にある畑で出来た無農薬野菜や、近所の旦過市場で毎日仕入れる新鮮な素材を使用しており、心とカラダに優しいごはんを常に念頭に置いているそう。14:00~16:00のおやつタイムには日替わりのおやつが登場。夜にはアルコールやおつまみもあるので、会社帰りのちょっと一杯、なんて使い方もできますよ。
昔懐かしいアイテムに囲まれて、ゆっくりとした時間を過ごしてみては?
なお、1Fにはエスプレッソが自慢のカフェ・カクタスがあります。
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水玉食堂への入口はこの螺旋階段のみ!螺旋階段の先にお店があるなんて、すっごくいい感じだと思いませんか!?
お一人様向けのカウンター。梁が剥き出しの天井には70年代に流行したチューリップランプが下がり店内を明るく照らします。
古い椅子のファブリックを張り替えてリメイク。オレンジとブラウンのコンビネーションがこれまた良く似合うのです。
キッチン裏の大きな棚には花柄の家電品や厚手鍋といった昭和の匂いプンプンなレトロなアイテムがたくさん!ハンドルを回せばキャラクターの目が動くかわいいかき氷器は色違いで完備。
同じ棚にある水玉の食器。ちなみに店名の「水玉」とは、お店を始めたら絶対この食器を使いたかった所から名付けられたそう。昔の公民館なんかに良くありましたねー。この食器。
日替わりのおやつをオーダー。この日は星流珈琲の豆をドリップして作ったという「コーヒーゼリー」¥400。レトロなカップ&ソーサーと、森永牛乳のグラスに入ったスプーンが懐かしさ満点。