太宰府天満宮へと続く街道沿いを走っていると、目に付く大きな「蘭館」の文字。
ここが昭和53年よりずっとこの地で営業している地元密着型の喫茶店・珈琲蘭館。
お母さんと息子さんという親子2代で日々営業にいそしまれています。
一見すると普通の喫茶店。しかしただの喫茶店ではありません。なんと息子の照淳さんは九州では初となるSCAA認定のコーヒー鑑定士の資格をお持ちで、いわば「コーヒーのソムリエ」というお方。コーヒー豆は世界各地の農園から選び抜いたスペシャルティコーヒー豆を100%使用し、業界でも珍しいドイツ製の焙煎機「プロバット」を使用して毎日自らの手で焙煎しているというこだわりよう。
その甲斐あって、現在では近所の方だけでなく「おいしいコーヒーが飲める店」としてウワサが広まり、遠くからわざわざやってくるお客さんも多いとか。
コーヒーはマイルドブレンド¥500や、ちょっぴり苦みのある「合格珈琲」¥630、生クリームたっぷりのウインナーコーヒー¥600など多彩なバリエーションが楽しめます。
もちろんその他にも自家製ケーキやトーストにサンド、創業以来の人気メニュー「蘭館手作りカレー」¥840など、ちょっぴり懐かしい喫茶メニューも豊富にご用意。
太宰府天満宮や九州国立博物館の道すがら、ぜひぜひ寄って頂きたい一店ですね。
カランカラン♪と懐かしい音色を放つドアを開けると、世界各地の珈琲豆の瓶がお出迎え。左手には焙煎室もあり。
歴史を感じる重厚なウッドのカウンター。その傍らには色とりどりのカップが並びます。中央にいるのが店長の田原さん。
午後のゆるい光があふれるテーブル席。年季の入ったグリーンベロアのソファーがなんともいい味を醸し出してます。
さらに奥へと進めば、絵画やシャンデリアを配した席が出現。クラシックの流れる空間でゆったりと過ごせますよ。
自家製ケーキのセットは¥900。この日はダッチアップルパイをオーダー。おいしいケーキをほおばりつつ、自家焙煎珈琲をご堪能下さい。
田原さんのイチオシはこちら!原田の農園のこだわり玉子を使用したエッグサンド¥650。見た目はシンプルながらもその味は折り紙付き!