熊本市の繁華街・下通アーケードから、少し路地を入った場所に2005年6月にオープンした「林檎の樹」。この名前を聞いてピンと来た方も多いはず。というのも、熊本県南小国町にあるアップルパイが有名な人気喫茶店の支店なのです。
元々南小国町で観光果樹園を経営していたオーナーの佐藤さんが、自らが作ったリンゴを使い、アメリカ仕込みのアップルパイを作ってお客さんに提供してみたのが始まり。やがてクチコミでおいしさが話題になり、今なお週末にはたくさんのお客さんで賑わっています。その支店とあって、本店仕込みの味が熊本市内で楽しめてしまうんです。
本店より毎日届けられる看板メニューのアップルパイは、シナモンを一切使用せず、やさしい味わいの三温糖でじっくり煮詰めたリンゴを使用。リンゴの持つ本来の甘みと、手織りのパイ生地のふわふわ感を味わえる林檎の樹オリジナルの逸品。
他にもじゃがいもの替わりにリンゴを使用した「いつもの林檎カレー」¥840や、大好評の「焼きカレー」¥950といったフードから、リンゴを使った様々なスウィーツ、ドリンク系からアルコールまで、おいしそうなメニューが盛りだくさん。
また毎月5の付く日は「林檎の日」と題して人気メニューを¥500で提供したり、平日15:00~18:00までは「林檎の時間」としてアップルパイ+コーヒーor紅茶のセットを¥700で提供するなどお得なイベントも実施中。
なお、アップルパイや自家製パンはテイクアウトもできるので、おみやげにもオススメですよ。
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路地に面した看板に惹かれて建物の奥へと進むと、林檎の形を設えたインパクトのあるこちらのドアが出現します。期待を胸に、店内へと入りましょう。
アジアンテイストと和の雰囲気がバランス良くミックスされた店内。重厚な木を使用した柱や梁に木製の家具など、木がふんだんに使用されています。
タイで購入したという珍しい形のテーブルと椅子は、以前鉄道のレールとして使われていた廃材で出来ているそう。側面の溝にその面影が残っています。
壁面にはオーナーのご友人から贈られたオリジナルの詩が、佐賀在住の書家による筆で書かれています。その詩はオーナーの想いを代弁しているかのよう。
ほとんどの席が2人掛けですが、通りに面した奥にはゆったりと座れるラタン製のソファー席も完備されています。グループでのご来店ならこの席へ。
林檎を象った独創的なお皿で提供される名物の「アップルパイ」は¥420。ドリンクセットは¥720。ノーシナモン&手織りパイ生地の食感をご賞味あれ。