糸島の内陸部で車を走らせていると目に止まる、田園地帯の中の大きなお屋敷。重厚な門をくぐると出現する3軒のお店。その一角にあるのが今回ご紹介するSumi cafeです。
このSumi cafeは福の浦にある有名な「またいちの塩」の系列店として、2007年8月にオープン。大きな建物は築111年もの民家を譲っていただき、古き良き風合いを生かしつつリフォームしたそう。Sumi cafeの場所はかつて馬小屋として使われていたそうで、馬を遮る柵や干し草置き場になっていた2階など、当時の面影が残された独特の空間の中で、コーヒーやスウィーツと一緒にくつろぎのひとときを堪能することが出来ます。
店長を務める木村さんは趣味の陶芸の傍らこのカフェを営んでおり、カフェで使用するカップなどは木村さんによる作品。2階はギャラリーになっており、木村さんの作品を購入することもできます。
なお、同じ敷地内には、またいちの塩を使ったレストラン「イタル」、またいちの塩を販売する「季節屋」もあり、本格的な食事や物販なども楽しめますよ。
店名の由来は木村さんのおばあちゃんの名前「スミエ」から名付けたそうで、ちなみに「イタル」はおじいちゃんの名前、「またいち」はお父さんの名前なんだそう。それもそのはず、系列店を含め全てご家族で経営されているとの事でした。
小鳥がさえずる風光明媚な田園地帯の中で、くつろぎのカフェタイム。おすすめです。
田園地帯の中に立派な門構えを設えた大きなお屋敷が出現。この中に「イタル」「季節屋」そして「Sumi cafe」が仲良く連なっています。
飛び石が敷き詰められたエントランスで出迎えてくれたのは木製の小さな看板。店名の「u」の部分がスマイルマークになっている所がポイント。
築111年の元馬小屋とは思えない見事なリフォームぶり。中央にある柱の一部が丸くなっている所は、なんと馬が舐めて削られた跡なんだそう!
心地よい風が吹き抜ける店内の一角にあるたった4席の小さなカウンター。向かいには塀で囲われた箱庭のようなお庭広がっています。
2階はギャラリースペースとして木村店長が作った陶器や、地元の作家さんによる作品を展示販売中。剥き出しの梁が長い年月を感じさせてくれます。
右が塩の結晶のカリカリ感が心地よい「花塩プリン」。左が無農薬自家栽培の甘夏を使った「またいちの甘夏パンナコッタ」。どちらも¥400です。