今年4月、福岡ビジョナリーアーツ1Fにオープンした学内カフェ「WHITE GLASS COFFEE」。その「WHITE GLASS COFFEE」にてフードクリエイト学科の学生によるインターンシップが本格的にスタートしました。そこで今回は、店舗で販売するケーキの製造や、店内での接客・調理補助に奮闘する学生の姿に密着してみました。(2019.06)
朝8時30分。WHITE GLASS COFFEEの一日は、校内にある「ファクトリー」からスタートします。ここでは店内で販売するケーキやスイーツが学生の手によって毎日製造されています。すでに学生たちは本気モード。張り詰めた空気の中、一心不乱におのおのの作業に集中していました。
こちらの学生はレモンタルトを製造中。焼き上げたタルト生地の上に、色鮮やかなエディブルフラワー(食用花)を飾り付けています。最近はインスタグラム用にメニューを撮影されるお客様も多いので、見栄えが良くなるようピンセットを使って一枚一枚丁寧にセッティングしていきます。
こちらでは季節限定スイーツ「宮崎産マンゴーのショートケーキ」を製造中。宮崎の特産品であるマンゴーをふんだんに使用した濃厚なショートケーキです。ホールケーキを均等にカットし、その上にマンゴーをバランス良く飾りつけていきます。見た目にもとっても美味しそうです♪
約2時間をかけてこの日納品する商品が完成しました!ホッとするのもつかの間、次は出来たばかりの商品を4Fのファクトリーから1Fの店舗に校内のエレベーターを使って搬入します。移動する際、ばんじゅうの中の商品が型崩れしないよう、ゴンドラを使って慎重に慎重に運びます。
無事に店舗に搬入したら、店舗スタッフさんにバトンタッチ。先ほど出来たばかりの商品が、スタッフさんの手によってショーケースに次々と並べられていきます。自分が作ったケーキがこうして店頭に並んでいる様子を見て、製造を担当した学生も一安心の様子でした。
次は店頭で頑張っている学生に密着してみました。店頭での業務はオーダー取りや配膳、レジ応対などの接客業務はもちろん、食後のバッシングやキッチンでの調理補助に至るまで、実に多岐に渡ります。いずれも店舗運営に欠かせない業務ばかりなので、学生にとっては現場を実体験できる良いチャンスなのです。
そんな中、ランチのオーダーが入りました。キッチンスタッフさんのレクチャーを受けながら、食材のカットの仕方や盛り付けやセッティングを行います。特に混み合うランチタイムは、お客様をできるだけお待たせしないよう、オーダーからサーブまでをいかに短時間でできるかがポイントなのです。
メインにパンにスープにドリンク、全てのセッティングが完了しました。あとはお客様の席に運ぶのみ。「お待たせしました。サラダランチです!」明るい声にとびっきりの笑顔を添えて、無事にサーブをこなすことができました。スムーズな振る舞いは、お客様からも好印象の様子でしたよ♪
僕も人気のサラダランチをオーダーさせて頂きました。WHITE GLASS COFFEEのサラダランチは「アジアンチキンサラダ」「アボカドとシュリンプのコブサラダ」「季節の温野菜とポークのサラダ」の3種類があり、スープと自家製パンとドリンクが付いて1,500円。他にもスープランチやタルティーヌランチがあり、どれも好評とのことです。肝心の味は、もちろんとても美味しかったです♪
その後も店頭担当の学生は、様々な業務を着々とこなしていました。時間の経過とともに業務内容にも徐々に慣れてきた様子で、終始笑顔だったのがとっても印象的でした。普段の授業とは異なり、現場でのインターシップは得るものもきっと多いはず。これからもたくさん経験を積んで、自らのスキルアップに繋げていただきたいと思います!