九州新幹線の開通で賑わいをみせるJR鹿児島中央駅。その裏手に位置する西口を降りて3分ほど歩いた場所で、独特の雰囲気を醸し出しているのがこのコーヒー・サンボ。
古いインテリアが並ぶ店内は一見雑多ながらも、書きかけのクレヨン、アコースティックギター、絵本、壁には懐かしの食卓ネットがディスプレイされていたりと、ひとつひとつに味わいと遊び心があり、眺めているだけでも楽しくなってくるものばかり。
「喫茶店というより休憩所。珈琲とカレーとトーストぐらいはあるので、ふらっと息抜きに立ち寄っていただけたらうれしいです。」とはオーナーの義山さん。お客さんの7割は女性だそうで、そんな気負わず立ち寄れるゆるい空気感が人気を博しているようです。
引き戸を開けた先にはゆる~いサンボ時間が流れているのです。
トーンを落としたライティングが冴えるカウンター席。オーナーと格闘技談義や音楽談義に花を咲かせたい方におすすめ。
椅子の上にはクッション替わりに敷かれたコーヒー豆の麻袋が。年季の入ったアラジンのストーブも活躍してました。
階段の下にあたるスペースも有効活用。古い机はテーブル替わりに使われています。絵本なんかも置いてますよ。
味ありすぎなメニューブックは必見。レンズの入ってない拡大鏡や最終ページにはトホホなおみくじまで付いてます。トホホ…。
「喫茶店やるなら昔からここの豆を使うって決めていた」というチモトの豆を使ったコーヒーは¥400。味のあるカップでどうぞ。